1. 長期修繕計画は本当に必要ですか?
長期修繕計画がないと適切な修繕費用が確保できず、必要な工事の実施が出来ない場合があります。
将来必要な修繕を明確にして、適切な修繕積立金を設定するには長期修繕計画の作成及び管理が必要不可欠です。
2. 現在の長期修繕計画が本当に正しい計画か分かりません。
長期修繕計画のご作成者に一度ご相談いただくか、不安であれば第3者にチェックしてもらう選択肢があります。
但し、長期修繕計画は、建物・設備の劣化状況や、居住者様のニーズ、物価変動等の様々な理由により5年程度ごとに見直しが必要となります。
前回作成(又は見直し)から5年程度経過している場合は、計画全面の見直しをお勧めいたします。
進め方が分からない場合は、弊社まで一度ご相談ください。
3. 修繕積立金が不足しており、どの修繕を優先したら良いか分かりません。
経年 30 年を越えたマンションでは、外壁等の大規模修繕の他に窓サッシや給排水管設備、エレベーター設備など費用のかかる工事が集中する時期となります。
まずは現在の長期修繕計画書をご確認ください。必要な修繕の時期が迫っている場合は、一度点検や診断を行い、実施時期の検討が望まれます。
予算に不安がある場合は、修繕時期・周期や仕様などを再度見直す必要があるため、長期修繕計画全体を見直しの検討も必要です。
長期修繕計画がない管理組合様も同様に、慎重な検討が必要となりますので、ご不明な点は弊社まで一度ご相談ください。
4. 修繕積立金が適正な金額で設定されているか分かりません。
まずは現在の長期修繕計画書にある 30 年間の収支計画をご確認ください。30 年後もしくは途中で残高がマイナスになっている場合は、修繕積立金設定の見直しが必要と思われます。
修繕積立金の設定は、修繕費支出に応じて変動しますので、必要な修繕項目に過不足がある場合は、併せて修繕計画の見直しが必要な場合があります。様々なケースがありますのでご不明な点がございましたら、一度ご相談ください。
5. 長期修繕計画の作成(又は見直し)はどのような会社に依頼したらいいですか?
長期修繕計画は、「仮設」、「建物」、「設備」、「外構・その他」の4区分に大きく分かれており、 設備は給排水、電灯、消防、昇降機設備などさらに細かく専門的な項目が設定されています。
長期修繕計画の作成はこれら多くの知識・経験を有していることが必要ですが、設計事務所などの作成会社の多くは、それぞれ得意とする専門分野で業務を実施していることが多く、すべての知識・経験を有していない場合もあります。
ご依頼される際は、この点にご注意ください。
また、長期修繕計画は将来の建物の指針となる大切なものですから、 「完成物が考えていたものと違うな」というような残念な結果にならないように、長期修繕計画の作成手順や、策定方針、打合せ回数まで丁寧に説明してもらえる会社の選定が必要です。
6. 社長はどのような経歴をお持ちですか?
2003 年に大学卒業後、新築工事における施工管理の経験を経て、3 社ほど大手の分譲マンション管理会社にて、高層タイプから団地型などの大規模マンションや、高経年マンションまで様々なバリエーションの設計、施工管理、長期修繕計画作成までの業務経験を積んで参りました。
2018 年に独立の後、 現在の業務を開始し、その後 2023 年に長期修繕計画の立案から日常の修繕サポートまで、長期的な視点に立ち、総合コンサルティングができる会社として未来建物サポートを設立いたしました。